FLASH PROFESSIONAL CS5を使って、iPhoneアプリ1(アプリの作成から配布まで)
開発プラットフォームとしてLinux、Windows、Macなどが使える。配布もiOS、Andoroidなどにできる開発ツールがいくつかあります。
ちょっと調べたところ、NOKIAのQt(キュート)や、AdobeのAIR SDKなどがあります。(その他にもいろいろ・・・)
http://qt.nokia.com/title-jp/
http://www.adobe.com/jp/products/air/
(やる気がでたら)いずれ評価していきたいと思います。
今回は、敷居の低そうなAdobeのFLASH PROFESSIONAL CS5を使って、iPhoneアプリを作成したいと思います。
「WindowsでiPhoneアプリが作れるのか?」という疑問に挑戦です。
FLASHを起動すると、新規作成の項目にプロファイルで「iPhone OS」が既にあります。AdobeのAppleに対する熱烈なラブコールです。
「iPhone OS」を選択してみます。
初期のデザイン画面が開きます。プロパティのところにiPhone OS設定などがあり、それっぽい感じです。
とりあえず、Flashでアニメーションを作ってみます。テストなので簡単にボールが左から右に流れるようなものを作ります。
これをiPhone向けにデプロイするだけでいいのでしょうか。だったらすごい楽なんですけどねw
iPhone OS設定を開いてみます。
一般タブはとりあえず、出力ファイル「FlashTest.ipa」、アプリケーション名「FlashTest」、バージョンを「1.0」として設定します。
デプロイタブに切り替えると、iPhone電子署名、プロビジョニングプロファイル、デプロイタイプなどが並びます。
「iPhone証明書(.p12)を使用する」とあります、なぞです。しかし、Adobeはユーザを突き放したりしません。製品サポートを見てみると
- アプリケーションを iPhone にインストールするには、iTunes が必要です。
- iPhone 向け AIR アプリケーションを開発するのに、iPhone SDK および XCode は必要ありません。
- iPhone デベロッパーとして登録する必要があります。また、開発用証明書およびプロビジョニングプロファイルを入手する必要があります。
とのこと、また開発証明書をFlashで利用するには、p12の形式に変換する必要があるみたい。
デベロッパー登録はApp Storeで配布するためには必須なので、避けれません。
デベロッパー登録、iPhone 開発用証明書、プロビジョニングプロファイルの作成については、私はMacでやっているので割愛します。ごめんなさい。
Windowsでも出来るので、Adobeのサポートページを良く読んで実施してください。
以降、Macで既に登録している人向けです。
- アプリケーション/ユーティリティフォルダー内にあるキーチェーンアクセスアプリケーションを起動します。
- キーチェーンアクセスの「分類」で「鍵」を選択します。
- 使用している iPhone 開発用証明書に関連付けられている秘密鍵を選択します。
- 秘密鍵は、ペアになっている iPhone Developer: [名] [姓] 公開証明書によって識別されます。
- ファイル/書き出すを選択します。
- 個人情報交換(.p12)を選択し、保存ボタンを押下します。
- 書き出しに必要なパスワードを入力します。(証明書を利用するためのパスワード)
- キーチェーンのパスワードを入力します。デフォルトは、ユーザアカウントに最初に設定したパスワードと同じもの。
これで書き出したファイルを、「iPhone証明書(.p12)を使用する」に指定。パスワードに「書き出しに必要なパスワード」で指定したパスワードを入力します。
次にプロビジョニングプロファイルを作成し、先ほど作成したiPhone証明書と合わせて設定します。
最後のタブは、アイコンです。57*57、512*512のアイコンを設定します。
設定が終わったら、パブリッシュボタンを押下します。
さきほど指定したファイル名「FlashTest.ipa」でアプリケーションが出来上がりました。これをiTuensにドラッグアンドドロップして、実機をつないで同期すると完了です。
動かしてみると、こんな感じです。ちゃんと動いてます。
xCodeで作るよりは、楽勝な感じです。WindowsでもiPhoneアプリの開発は可能ということです。Macを買わなくても大丈夫w
Flashは、5.5がもうすぐ発売されますので進化に期待ですね。発売されたらまた評価してみます。